鎌ヶ谷ファイターズ最終戦。
いつもより少し早めにファイターズスタジアムに着いて、グラウンドで練習する選手を球場外周から見学。 サネは前日同様、ショートの位置でノックを受けていました。 この日の鎌ヶ谷は、開場前から人の数が多く、そして落ち着かない空気。 球場に入ると、グラウンドはまだヤクルトの練習時間でしたが、ベンチ前で鵜久森くんがキャッチボールを始めると、ファンが一斉にフェンスに群がりました。 鵜久森くん人気恐るべし! その光景をスタンド上段から見下ろしながら、今日は北海道からの遠征組が多いんだな、と感じました。 見た目や言動で大体わかるんですよね・・・北海道遠征組。 落ち着いた常連さんが多い中、妙にアピール過剰だし、なんかすげーユニ着てるし・・・(汗) Fsの守備練習が終わり、本日の先発バッテリーの発表。 ・・・ていうか、井場ーー!!井場関先発! うわ~、先発見るの久々だあ!すっごくうれしい&ドキドキ! 受けるのがサネなら、井場関も安心してフォークが投げられるよねえ。 そういう意味でもサネがスタメンでよかった! Fsスタメンオーダー 1稲田(5)、2工藤(9)、3賢介(4)、4小谷野(DH)、5西浦(8)、6飯山(6)、7池田(3)、8實松(2)、9鵜久森(7)、P井場 今日のスタメンは、いつもと違い特別なのだとファンはちゃんとわかっていて。 ひときわ大きな声援を受ける選手がいたりして・・・。 先発の井場関は、1回表を3者凡退にきってとり、上々の立ち上がり! 3アウト目のショートゴロを軽くファンブルした飯山くんは、少し堅くなってたかな・・・? 1回裏のFsは、一死後、工藤くんがセイフティバント(!)で出塁し、賢介がセカンド内野安打でランナー一・二塁。 小谷野くんがファーストファールフライに倒れ、二死一・二塁の場面から、西浦さんが、三遊間を破るレフト前タイムリーヒット~! さらに続く飯山くんもライト前へタイムリーを放ち、Fsは初回に2得点。2-0。 (次打者の剛基は豪快な空振り三振でした・・・) 2回表は井場関災難の回となりました。 バッターボックス(というかサネ?)を撮ろうと、ファインダー越しにバッターボックス付近を見ていたら、YS畠山が打った直後に聞こえた極々小さく鈍い音。 何の音?打球は?とカメラを外してグラウンドを見ると、三塁ベンチ方向へコロコロと転がるボールと、それをのっそり追う井場関の姿が。 なんと打球が井場関のおなかに当たったらしい(汗)。 だだだ大丈夫?? 心配して集まってきた野手、佐藤コーチ、トレーナーさんの中心にいる井場関の表情は・・・笑顔だ・・・。 投球練習をし、特に問題なかったようで、試合再開。 YS福川をショートフライに打ち取り、ああ、大丈夫そうだと安堵。 んが、続く本郷に四球。 これが普段の井場関なら、”いつもの四球”と思うところですが(<失礼)、先程打球を受けたばかりだし、やはりその影響が残っているのか、それともいつもの四球なのか、前者だったら大変だと心配でハラハラ・・・。 サネもたまらず(?)マウンドへ駆け寄りました。 井場関はそのまま続投。・・・いつもの四球だったんでしょうか。 場面は一死一・二塁、YSのバッターは7番・牧谷。 すると牧谷の打球は・・・またしても井場関を直撃!今度は右足。 い、1イニングに2回も打球を喰らうなんて(汗)。そりゃ的は大きいですけれども・・・ 今度はさすがにトレーナーさんにコールドスプレーをしてもらう井場関。 しかし、しばらくするとまた笑顔。めちゃいい笑顔。 そして井場関は当然のように投球再開。 四球と2度のピッチャー強襲ヒットで一死満塁の場面から、次のYS丸山にタイムリーを打たれましたが、続くYS内田をキャッチャーファールフライに打ち取り、この回のピンチを1失点で凌ぎました。2-1。 えらいよ井場ー!! Fsは2回裏、井場の仇!(<死んでない)とばかりに追加点を叩き出します。 まずはこの回の先頭打者、サネがレフトへのツーベースヒット♪で出塁すると、続く鵜久森くんのライトフライで何とサネは三塁へタッチアップ! 1回の工藤くんのセイフティバントといい、今日のファイターズはいつにも増して勝ちにいっているのだとひしひし感じる攻撃・・・。 打順は1番に帰り、稲田くんがレフトへタイムリーヒット! サネがホームベースを踏み、3-1。 さらに、前の打席で先制のタイムリーヒットを放った西浦さんが・・・ 飯山くんはセンターフライに終わりましたが、この回3本のタイムリーヒットで3点を追加しました。 3回表は、井場関がビシッと抑えて3者凡退♪ そしてその裏、YSは早くも投手交代、2番手は小森。 この回、鵜久森くんのソロHRが飛び出し、Fsはさらに1点追加。6-1。 続く打者は、前の打席でタイムリーを打った稲田くん。しかしここで代打が告げられました。 「稲田に代わりまして、バッター、阿久根」 フルスイングでファールを打つと、痛そうに片足ではねる阿久根さん。 あっ、脚が・・・。 その後打った打球はセカンドゴロでした。 阿久根さん、一塁ベースまで走れませんでした・・・。 守備につくこともなく、尾崎くんと交代になりました・・・。 4回表、井場関は先頭の福川にヒットを打たれるものの、続く本郷を併殺にきってとり、牧谷はズバッと空振り三振! 井場関はこの回までのピッチングとなりました。 えっと・・・、私、井場関大好きなんです。 あの、ミットに収まった瞬間、ズドン!と地響きの聞こえそうな、重そうなストレートがたまらなく好き。 いい投手だと思うんです。 見た目どおり、パワーがありますし・・・。 (以前、幸雄さんが試合中に脚を負傷した時、大きくて重い幸雄さんをたった一人で担いでベンチへ運んだ井場関に「すごい!」とときめいた私・・・) 真面目だし、タフだし、使い減りしないし、この通り丈夫だし・・・。 ただ、課題はメンタル面。それはわかってます。 札幌ドームでは、今シーズン、四球で自滅を繰り返す井場に、マウンドに上がる前からブーイングが起こったそうですね。 ブーイングしたくなる気持ちもわかります。 何度も同じこと繰り返してたら、頭にだって来ますよね。 でも、結局そのブーイングが、井場を益々萎縮させているじゃないですか・・・。 失敗に目を瞑り、温かい応援をしてあげられないものでしょうか。 私、甘いですかね。甘いですね。大甘ですね。 でも、井場をグラウンドで萎縮させず、のびのびピッチングさせる・・・、そういう雰囲気をファンが作り出すことは可能なんじゃないかと思ってしまうんですよね・・・。 繊細なハートを持つ井場の、あの大きな体には、壮大なスケールの力が秘められている気がするのです。 それをみすみす眠らせたままにするなんて、勿体ない話じゃあないですか・・・。 追記 ・・・長々と話題が逸れました(汗)。 4回裏、YSはまたしても投手交代。3番手は・・・三澤投手! ピーポ・ピーポ・ピポピポピ~♪と脳内で勝手にBGMがかかる私は元Gファン。 一死一塁の場面で、打席には代打・石本さん。 残念ながら結果はショートゴロダブルプレー。 5回表、井場関の後を引き継ぎ、Fsのマウンドに上がったのはハッシー。 しかし後続をショートゴロに切ってとりました。 5回裏、またまたYSは投手交代。というか、YSは3回以降、1イニングごとに次の投手が出てきました・・・。 この回の先頭打者は西浦さん。四球を選び3打席連続出塁♪ ここで代走・紺田くんが送られ、西浦さんはお役御免に・・・。 スタンドからは盛大な拍手が送られました。 一死後、打席には前の2打席連続三振の剛基。がんばれ剛基ー! フルスイングした1球は一二塁間を抜け、ライト前ヒット~!! ・・・そして、ヒットボールはFsベンチに返されました・・・。 続く打者はサネ。一死一・二塁からレフト前タイムリーヒットで続き、7-3。 サネはこれでマルチ安打♪ 一死一・二塁、鵜久森くんはライトへ大きなフライ。 すると二塁走者・剛基が三塁へドドドッとタッチアップ! ご、剛基~・・・。 後続が倒れホームベースを踏むことはできませんでしたが・・・、なんかもう、胸がいっぱいだよ・・・ごーきー・・・。 6回表、捕手がサネから駒居くんに交代。 實松コールしたかったあ・・・。 ハッシーはこの回はばっちり3者凡退に抑えました。 しかし6回裏のFsも併殺をとられ、結局3者凡退に。 7回表、Fsは投手を清水にスイッチ。 ヒットは打たれましたが、無事、無失点で切り抜けました。 7回裏、FsはYSの6番手投手・坂元弥太郎の前に、またもや3者凡退。 8回表のFsのマウンドに上がったのは伊藤さん! 試合がサクサク進みます。 8回裏、先頭打者はこの日初打席の駒居くん。 続く打者は鵜久森くん。ライト方向へ飛んだ打球はそのままオーバーフェンス!本日2本目となるツーランHR~♪9-3。 すごいぞ鵜久森くん!! 後続は凡退。 9回表、Fsの継投のラストに登場したのは糸井くん。 剛基はフル出場・・・。 試合後、Fsの選手・監督・コーチがグラウンドに勢ぞろい。 先日札幌ドームで引退セレモニーを行なった島田さんの姿も・・・。 この後、サインボールの投げ入れがあり、昨年はこのまま終わりだったのですが・・・。 カメラマンを伴い、島田さん、阿久根さん、石本さんの3選手がグラウンドへ出てきました。 ざわめくスタンド。 外野の芝生の位置まで来ると、3人並んでの写真撮影・・・。 そして、その3人の元へ全員が集まっていきました。 え、でも、石本さんは今年一軍で活躍していたのに・・・? (代打からベンチへ戻った後、花束を受け取っていたと聞きましたが・・・でも・・・) スタンドはさらにざわめきを増して。 ・・・やっぱりそういうことなの・・・? 写真撮影終了後、輪になって挨拶をしていたようでした。 きっと共に戦ってきた仲間たちへ向けた、飾りや偽りのない、本心からの挨拶だったのでしょうね・・・。 そして、胴上げが始まりました。 あの3ショットの記念撮影は、やはりそういうことだったんだなあ・・・。 重量級だし、胴上げももう5人目だし、ちょっと上がり方が低かったかな・・・?へへっ。 この胴上げをもって、鎌ヶ谷Fsの今季最終戦は本当に終わりを告げました。 ふれあいロード(球場から寮までの道)には、去ってゆく選手との別れを惜しむファンが、試合後も長い間しんみりと残っていました。
by motsuko_snowcamel
| 2005-10-09 01:23
| 2005年10月
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